本研究では三次元計測センサを用いて産業用ロボットのための作業空間であるインテリジェント空間(Robotic Intelligent Space)の構築に取り組んでいます.
センサによる空間認識はロボットを現場に導入する上で非常に重要です.不測の事態に対応したり,ロボット同士の協働作業を行ったりする上で最初に必要になる部分だからです.
例えば,ものが流れてくる工場の生産ラインを考えるとき,ロボットは作業空間に入ってきたものを認識して,それに対しワークを実行する必要があります.
このように動的に変化する環境においてもロボットが自ら考えて実行するような知能型のシステムを構築することができます.
私達は本研究を通して,三次元リアルタイム空間認識を目指します.